事業者名  会津鉄道株式会社
事例名称  会津鉄道車両のJR磐越西線喜多方駅への直通乗り入れ
概要
 福島県会津地域の広域観光を推進し、公共交通機関の連携を図る目的で、「蔵とラーメンの街喜多方」へ会津鉄道車両が乗り入れをする。
取組の様子  
「AIZUマウントエキスプレス号」
協力者・関係者
JR東日本
福島県会津線等対策協議会
あいづふるさと市町村圏協議会
全会津観光連盟
背景
 平成3年から会津28市町村の強い要望であり、会津地域の利用者の受け入れ体制が整備されたことにより、乗り入れが実現した。
内容
平成15年10月4日から、会津鉄道特急型車両「AIZUマウントエキスプレス」号を土・休日1往復、会津線会津田島駅〜JR磐越西線喜多方駅間運行する。
乗り入れ周知首都圏キャンペーン(東武線浅草、北千住、柏、草加駅)
会津線車内、駅においてJA会津みなみの協力を得て、旬の野菜等のワンコイン販売
会津線の車窓から見える風景を中心に車窓観察をしたパンフレット「ナビィ」の作成配付
駅貼りポスター、車内中吊り(東武線内掲出)の作成

鉄道事業者、沿線自治体の概要
事業形態   :第一種鉄道事業者
営業キロ   :57.4km
輸送人員(平成14年度):831千人
主な沿線自治体及び人口(平成15年3月末):会津若松市 116,023人
効果
平成15年10月〜平成16年1月実績及び対前年比(運行日37日 定員120名)
会津田島→喜多方 15年度 2,068人
             14年度 1,849人 
                     219人増
喜多方→会津田島 15年度 2,160人
             14年度 1,865人 
                     295人増
※参考 喜多方市観光客入れ込み数(10〜12月)
     19,000人増加
成功(失敗)理由
福島県、会津若松市、喜多方市等会津広域観光団体、JRの理解と協力を得ることができたこと。
様々な集客努力をおこなったことが功を奏したこと。
例)旬の野菜等のワンコイン販売等のソフト施策と連携したこと。
例)パンフレットや駅張りポスターによりイベントの周知を徹底していること。
直通運転については、技術的にはすでにクリアされていたため、とくに問題はなかったこと。
地元市町村の強い要望のほか、観光地である喜多方の街並みの整備等ハード面の整備が進んだことにより観光客の受け入れ体制が整ったこと。
あいづふるさと市町村圏協議会が窓口となり各団体等との調整を行い、喜多方直通乗入れに向け協議が進められたこと。
今後の課題  ・通年乗り入れの要望。
 ・お客様の受け入れ体制の強化。
お問い合わせ先  東北運輸局